Spay Vets Japan | スペイ ベッツ ジャパン | 繁殖予防に特化した早期不妊去勢手術専門の獣医師団体

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団体メンバー|スペイ ベッツ ジャパン
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団体メンバー
飯島 純一
飯島 純一
川崎市獣医職一般職員/神奈川県
プロフィール
飯島先生は大学卒業後、TNR専門病院に勤務され、その後地方自治体に就職されました。そこでは、センターの手術担当として譲渡前早期不妊去勢手術の指導、またセンターで行う無料地域猫手術に従事されました。
※地域猫活動について自治体の登録を受けた者が、活動対象猫に限り不妊去勢手術をセンターで無料で行うもの

また、ボランティアとして、熊本の一斉TNRに参加され、「安全で再現性の高い、高速手術をより多くの人に」を目標とし、行政、民間の垣根を越えた早期不妊去勢手術、地域猫活動に伴うTNRの普及を目指す活動に取り組まれています。
メッセージ
私は動物病院勤務の後、地方自治体に就き、行政獣医師として動物愛護センターに勤めてきました。当自治体では、地域のボランティアに支えられながら、譲渡の促進・譲渡後の繁殖を防ぐため、センターにいる動物(犬猫)に不妊去勢手術を行っており、猫では生後2ヶ月齢から早期不妊去勢手術を実施しています。

この譲渡前のセンターの動物に不妊去勢手術を施す取り組みは、徐々に全国でも広がってきていますが、課題も多く、実施に踏み切れない自治体も多くあります。その課題の一つとして、「センターで働く獣医師が、早期不妊去勢手術の知識・技術を習得できる機会がない」というものがあります。

現在の日本では、ほとんどの動物病院で不妊去勢手術を生後6か月以降に行っているため、譲渡前の「幼若齢の段階で行う不妊去勢手術(=早期不妊去勢手術)」は特殊な技術とされ、通常その地域の開業獣医師にレクチャーを受ける行政獣医師が、その技術に触れる機会は少ないと言えます。そして何よりメス猫は性成熟が早く、約4か月齢で妊娠できるようになるため、手術を待っている間に繁殖してしまい、飼育困難からの遺棄、多頭飼育崩壊につながってしまう現状があります。

そのため早期不妊去勢手術を、よりありふれた技術として広く知ってもらうには、「信頼性の高い有益な情報」「技術を習得、向上できる実践的な研修会」「トラブルが生じた際に質問ができるネットワーク」を提供できる、プラットフォームが必要不可欠であり、当会がこの役割を担う存在になると信じています。

私はセンターで何匹もの猫に、安楽死用の注射薬を投与してきました。ゆっくりとその小さな心臓が止まり、力が抜けて柔らかくなった、まだ暖かい体を、長い間抱き続けたこともあります。「同じ経験を、次の世代の人たちにしてほしくない」その思いからこの取り組みに参加し、今に至ります。

一緒にこの活動をご支援、ご協力していただける方を、心よりお待ちしています。
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