Spay Vets Japan | スペイ ベッツ ジャパン | 繁殖予防に特化した早期不妊去勢手術専門の獣医師団体

ゾーイ・ニッテル氏はコミュニティ・アニマルメディスン・プロジェクト（CAMP）の事務局長を務め、組織の管理、プログラム、開発を統括しています。ゾーイはCAMPの設立初期から関わっており、組織の内部管理手順を迅速に整備するとともに、CAMPの長期的目標と組織の将来的ビジョンを定義する戦略的な計画を策定するプロセスに参画しました。15年以上の開発及び非営利団体管理の経験を持つゾーイは、CAMPの包括的なファンド・レイジングの計画を成功に導き、これが組織の多岐にわたる運営を支える基盤となっています。また、支援が行き届いていない層への認知度向上や、絶えず変化するロサンゼルス地域のニーズにCAMPが継続的に応えられるよう、対外的な広報担当者としても活動しています。

ジャネット・セプルベダ氏はCAMPの最高執行責任者（COO）であり、組織のリーダーシップ、クリニックの運営、プログラムの統括を行っています。ジャネットは長年にわたり、CAMPが目標を達成し、今日のような発展を遂げた組織へと成長するために、新たなプロジェクトや手順、システムの構築と実施において重要な役割を果たしてきました。彼女は獣医助手として組織の基盤からキャリアをスタートさせ、最高執行責任者に昇進するまでの15年間、組織に在籍しています。登録獣医療技術者（※）であり、カリフォルニア州立大学フラートン校で経営学を学びました。動物福祉分野でのキャリアは、パシフィック水族館でのボランティア活動から始まり、動物保護施設、総合動物病院を経てCAMPに至りました。ジャネットは動物愛護への情熱と同様に、地域社会への奉仕や同僚・従業員をプロフェッショナルに成長させることにも熱意を注いでいます。仕事以外では旅行、ハイキングやキャンプ、ライブ鑑賞を楽しみ、パートナーであるマスティフ犬と猫との時間を大切にしています。

ザック・ディーガン獣医学博士は、シェルター医療、ハイクオリティ・ハイボリュームの不妊去勢手術（HQHVSN）プログラム、災害対策、動物福祉政策において15年以上の経験を持つ獣医師です。2017年よりCAMPに常勤しています。ディーガン獣医学博士は当団体ミッションヒルズ診療所の主要メンバーとして、診療所の運営管理、健康診断および不妊去勢手術後の経過観察を担当するとともに、スタッフやボランティアに対しHQHVSNを実行するための最善の技術と手順の指導も行っています。

2023年には、タイ・チェンマイのWorldwide Veterinary ServiceのInternational Training Centerにて世界中から集まった獣医学生の指導に携わり、翌年にはフロリダやロサンゼルスで海外のトレーニング現場を視察し、国際的なノウハウを積極的に吸収してきました。 国内では、6名のトレーナーとともに会員向けトレーニングコースを継続的に開催し、行政の動物愛護センターでのデモオペや技術指導にも取り組んでいます。さらに2025年11月からは大阪公立大学の不妊去勢実習を担当し、大阪府八尾市には全国初となる「Spay Vets Japan Animal Birth Control トレーニングセンター」を開設予定です。ここを拠点に、若手獣医師や獣医学生に向けてより実践的な学びの場を広げています。 「犬猫の過剰繁殖を解決するには、獣医師の育成が欠かせない」――その信念のもと、誰もがどこにいても安全で質の高い不妊去勢手術を受けられる未来を目指し、日本の動物福祉の向上に全力を尽くしています。